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電気工事士の日当相場は?公共工事の労務単価で見る目安と、一人親方の日当の決まり方

電気工事士の一人親方の日当は、第一種か第二種か、地域、元請けの単価、これまでの実績で変わり、一般に第一種のほうが高くなる傾向があります。この記事では、資格別の日当の目安と年収の考え方、日当を上げる方法、一人親方になる前に確認したいことを解説します。

電気工事士はビルや工場、一般住宅内での電源やケーブルを配線し、電化製品が利用できるように整理します。

電気の配線工事など国家資格が必要で独占業務でもあることから、電気工事士として独立して仕事をする方も少なくありません。

これから電気工事士として独立しようと検討している人も日当の相場はどのくらいなのだろうか?これから請け負う場合のためにも把握しておきたいはずです。

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そこで本記事では電気工事士の日当、日当の相場をご紹介していきます。

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電気工事士の日当相場は?公共工事の労務単価で見る目安

電気工事士の日当の公的な目安になるのが、国が公共工事の費用を積算するときに使う「公共工事設計労務単価」です。令和8年3月から適用されている「電工」の単価は、全国平均で1日(8時間)あたり28,017円で、前年から6.6%上がりました(日本電設工業協会の集計)。都市部ほど高く、東京は34,300円です。

都道府県 電工の単価(1日8時間) 前年比
東京 34,300円 +5.2%
神奈川 31,500円 +5.7%
千葉 31,400円 +5.7%
埼玉 31,200円 +6.5%
愛知 28,200円 +6.8%
大阪 28,100円 +5.6%
全国平均(単純平均) 28,017円 +6.6%

出典:国土交通省「令和8年3月から適用する公共工事設計労務単価について」、東京都財務局「設計労務単価(令和8年3月)」、一般社団法人日本電設工業協会「令和8年3月から適用する公共工事設計労務単価(電工)について」(令和8年4月)

この単価は、所定労働時間内8時間あたりの賃金の目安です。時間外・休日・深夜の割増賃金や各種手当、事業主が負担する法定福利費などの諸経費は含まれていません。一人親方が元請けから受け取る日当(手間請けの単価)は、この単価とは別に、交渉や地域の相場、自分で負担する経費を踏まえて決まります。単価の交渉では、この公的な目安を知っておくことが判断材料になります。

第一種と第二種で日当は変わる?

第一種・第二種の資格別に日当を示した公的な統計はありません。ただし、第一種電気工事士は、一般住宅などに加えて、最大電力500kW未満の工場・ビルなどの自家用電気工作物の工事にも携われるため、受けられる仕事の幅が広がり、単価の高い現場に入りやすくなります。第二種で扱えるのは、一般住宅や小規模な店舗などの一般用電気工作物が中心です。

日当を上げたい場合は、第一種や施工管理技士などの資格を取って受けられる工事の幅を広げることが、もっとも確実な方法です。

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電気工事士の一人親方として年収を上げる方法

電気工事士は経験を積みながらキャリアを築いていくこで年収を上げることが期待できますが、一人親方として独立する場合はキャリアを築くだけでは難しいです。

そこで、電気工事士の一人親方が今よりも年収を上げるための方法をいくつかご紹介します。

隣接地工種のスキルを身につける

もちろん、一人親方としてだけでなく、電気工事士としての技量を上げることは重要です。

そのため電気工事士に関連した資格を取得することは大切です。

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他の資格を取得することでスキルや知識を高めることができ、対応できる業務の幅を広げるのにも役立つでしょう。

電気工事士としてのキャリアアップや年収アップにつながります。

たとえば、「認定電気工事従事者」という国家資格があります。第二種電気工事士が「認定電気工事従事者」を取得することで、大きな建物でも簡易的な電気工事ができる資格です。

また、電気工事士に関連した資格に「特殊電気工事資格者」という資格があります。

こちらは、ネオン工事や非常用発電装置など特殊な電気工事に関する資格です。

電気工事士として仕事の幅を広げられるでしょう。

電気工事に関する資格を取得して、新たなスキルを身につければキャリアアップにつなげることができます。できることを増やすことで年収のアップも期待できるでしょう。

上位資格を取得する

電気工事士としての年収を上げたいならば上位資格を取得することが大事です。第二種電気工事士の資格を持っているならば、第一種電気工事士を目指しましょう。

第二種は年2回試験があること、第一種電気工事士の試験に比べ専門性・範囲が狭いため、比較的難易度が易しいとされています。

主に一般住宅や小規模店舗で低圧の電気工事に対応できるのが第二種となっています。

一方、第一種電気工事士は年に1回しか試験が行われず、第二種よりも試験の難易度は高いです。

第一種は高圧の電気工事ができる資格のため、第二種よりも試験範囲が広くなり、より高度な知識が要求されます。

第一種電気工事士を受験するには実務経験が必要で、まずは第二種電気工事士の資格を取得し、実務経験を積んでから第一種の試験を受けるのが基本的な流れといえます。

第一種電気工事士の資格を取得することで最大電力500キロワット未満の建物で工事ができるのがメリットです。仕事の選択肢が広がり、日当単価も高くなるでしょう。

節税の知識を身につける

電気工事士の一人親方は節税することでも手取り年収を上げることができます。

個人事業主として働いている一人親方は、自分で税金対策を進めることで税額を抑えることが可能です。税金対策は知識さえあれば誰でも実行できるものがたくさんあります。

節税の基本となるのは以下の3点です。

  • 経費を増やす
  • 所得控除を増やす
  • 税額控除を増やす

事業と関連のある支出については経費にでき、経費が増えれば、その分だけ課税所得を減らすことが可能です。

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たとえば、工事に使用する工具は経費になります。

家賃や水道光熱費なども事業で利用した分については経費で、車両のガソリン代や駐車場代なども事業に関連のある部分について経費計上できます。

また、一人親方ならば、青色申告を選びましょう。

確定申告の方法には、白色申告と青色申告の2種類があり、青色申告であれば最大65万円の所得控除があります。

ただし、青色申告では複式簿記による帳簿付けが必要な点に注意しましょう。

他にも生命保険料控除や社会保険料控除、地震保険料控除、医療費控除などで適用できるものはすべて申告することが大切です。

担当できる業務の幅を広げる

電気工事士として担当できる業務の幅を広げることで日当を上げることができ、年収アップにつながります。

電気工事士の資格を持っていたとしても、経験のない業務を引き受けるのは難しいです。

資格を取得するだけではなく、積極的に新しいスキルを身につけることが重要になります。

電気工事士の仕事は配線工事だけではなく電気設備の工事や管理、エアコンの取り付け・取り外しなど多岐に渡るため、新しい仕事を覚えていくことで、電気工事士として受注できる案件の幅が広がるでしょう。

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担当できる業務の幅を広げる方法としては、講習会や勉強会などに参加するという方法があります。

電気工事士を対象とした講習会はたくさん開かれていて、有益なものが多いです。

短い期間で集中的に開催される講習会が多く、座学と実技が含まれているため、参加するだけでスキルアップを実現できます。

電気工事士の一人親方として働くメリット

電気工事士は就職や転職、年収アップなど多くのメリットがあります。

実際、電気工事に携わる会社では電気工事士がいないと仕事をすることができないため、企業側から重要な人材です。

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そこで電気工事士が一人親方として働くメリットを紹介していきます。

単価の交渉ができるようになる

電気工事士は一人親方になることで単価交渉できる点がメリットです。

雇われ職人とは違い一人親方の場合は、どんな仕事をどんな条件で受注するか自分で決められ、条件に合わない仕事については断ることも可能です。

たとえば、依頼があったときに単価に満足できない場合は交渉するという選択肢があります。

技術を評価してもら、相手から信頼されている場合は単価を上げることが可能です。

これまでに何度も仕事を受注して付き合いのある相手であれば、単価交渉に快く応じてくれる可能性は高いでしょう。

また、同業他社がなかなか引き受けないタイプの仕事については、仕事の難易度を理由にして単価を上げることができます。

業務の難易度が高い仕事や危険な作業が伴う仕事については、単価を上げてでも依頼してくれるケースが多いです。

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ただし、単価交渉を上手く進めるためには営業や交渉スキルが必要になります。

営業活動に自信がない場合は、営業や交渉を外部のサービスに委託する方法もあるため検討してみましょう。

引き受ける仕事を選択できるようになる

一人親方は自分で引き受ける仕事を選択できるのがメリットです。

仕事量を調整できるため、キャパオーバーになりそうであれば断ることができます。他に引き受けている仕事との兼ね合いを考えてスケジュール調整することも可能です。

人それぞれ仕事に対する考え方は異なり、とにかく多くの仕事を確認して年収を上げたい人もいます。

ですが、プライベートの時間も重視して仕事量をセーブする人もいるでしょう。

それぞれの価値観に合わせて引き受ける仕事を選べるのが一人親方であるメリットです。

ただし、上手く仕事の量を調整できないと後で困るケースがあります。

特に一人親方になってすぐの頃はなかなか売上が入らないため、仕事を引き受けすぎることが多いです。

一人親方は体が資本であり、怪我や病気で仕事ができなくなればその期間は収入が0になります。

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これから一人親方を目指すのであれば、仕事量を上手くコントロールしていくことが大切です。

自分の判断で上手く仕事の取捨選択ができるようになれば、自由な働き方を実現できるでしょう。

定年退職の概念がなくなる

電気工事士として一人親方になれば、自分が望む限りはいつまでも働き続けることができます。

一人親方は個人事業主であり、会社に雇われているわけではないため、定年退職という概念がなくなります。

体力や仕事への意欲がある限りは電気工事士として一生働き続けることもできます。

近年は日本で電気工事士が不足していて、今後もその傾向は続いていくでしょう。

そのため、一人親方の電気工事士は何歳になったとしても、現場で重宝される存在になります。

実際に現場で働いている電気工事士の中には60代や70代の方も少なくありません。

定年退職という概念がないため、老後の生活資金が不足する心配はなくなります。

たとえ受け取れる年金の金額が少なかったとしても、自分で働き続けることで年金を補うとが可能です。

一人親方になることで老後は経済的にゆとりのある生活を送ることができます。

ただし、スキルや知識がなければ仕事を受けることはできないため、いつまでも向上心を持ってスキルアップに励むことは大事です。

電気工事士の一人親方として働く前に気を付けておくこと

これから電気工事士が一人親方として働く上で気をつけておきたい点について紹介します。

収入が安定しにくい

電気工事士として一人親方になると収入が安定しにくい点に注意しましょう。

雇われ電気工事士とは異なり、一人親方では自分で仕事を獲得しなければいけません。安定して仕事を受注できなければ収入が不安定になります。

多くの仕事をこなして信頼されれば、安定して仕事を獲得できるようになるでしょう。

しかし、将来的に継続して仕事を得られる保証は何もありません。

これまで継続して仕事を依頼してくれた請負元との関係が突然途切れることもあります。

また、一人親方をしていると業務を進めていく中で怪我をするリスクがあります。

怪我をすれば働くのに支障が出てしまうでしょう。治療に専念することになれば、その間は仕事を受注できなくなり収入が途絶えます。

加え、収入が安定しない場合に備えて対策を考えておくことが大事です。

たとえば、保険に加入して万が一のリスクに備えることができます。特に労災保険への加入は重要です。

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労災保険には特別加入制度があり、一人親方でも加入できるケースがあります。もしもの場合のために労災保険への加入を検討しましょう。

確定申告などの業務が増える

一人親方になると自分で帳簿付けを行い、毎年確定申告をしなければいけません。

雇われていたときにはする必要のなかった業務がたくさん増える点に注意しましょう。

多くの一人親方は、これまでに確定申告などの業務に取り組んだことがありません。

会計や税務の制度は複雑であり、初心者にはわかりにくい部分が多いです。

また、日々の記帳や確定申告などでミスがあれば、追徴課税を請求される可能性があります。

本来よりも低い所得を申告すると過少申告となりペナルティが課せられるため、気をつけなければいけません。

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一人親方として確定申告をするのに不安がある場合は税理士に相談することをおすすめします。

税理士は税金の専門家のため、日々の帳簿付けから確定申告までしっかりと対応してくれるでしょう。

難しい業務をすべて税理士に丸投げすることもできます。

ただし、税理士に依頼する場合は報酬を支払わなければいけないため、費用負担が発生する点に注意しなければいけないです。

仕事の幅を広げることが難しくなる

電気工事士が一人親方になると仕事の幅を広げるのがなかなか難しくなります。

基本的に一人親方は自分一人で仕事を担当しなければいけません。

対応できる作業量が決まっているため、毎回似たような仕事を引き受けるケースが多いです。

仕事の量を増やしたり、幅を広げようとしたりするのは、一人親方のままでは困難になります。

もし一人親方として仕事の幅を広げたいならば、新しいスキルの習得を図るか、従業員を雇うとよいでしょう。

従業員を雇ってチームとして仕事に取り組めるようになれば、対応できる業務の幅を広げることができます。

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従業員を雇い対応できる作業量を増やすことで、今まで受注できなかった仕事に挑戦できるようになるでしょう。

そうすれば、さまざまな経験や実績を積むことができ、将来的に仕事の幅が広がります。

さらに、一人親方になる前の段階で可能な限り多くの現場を経験して対応できる業務の範囲を広げることが大事です。

一人親方になるとスキルアップのための時間を確保するのが困難になります。早い段階から将来を見据えてスキルアップと経験を積むことを意識しましょう。

まとめ

本記事では電気工事士が一人親方として働く際の日当の相場・年収の目安をご紹介してきました。

電気工事士が一人親方として働く場合、日当1万円〜が相場で経験を積んだ方や他にも関連する資格を有する方では2万円〜3万円の方もいらっしゃいます。

自分で受注する仕事を決められるため、単価の交渉・担当する工事の規模感などからやりがいを感じやすいことも特徴です。

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電気工事士の需要は高く、1人親方として活動を始めたばかりでも案件の依頼が継続的に依頼される方も多いので、一人親方として独立を検討しても良いかもしれません。
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この記事の監修
建設ワークス編集部
建設ワークスは、建築・電気・管工事の施工管理や設備管理を中心とした、建設業界に特化した人材紹介サービスです。この記事は、電気工事士の仕事をされている方・目指している方との面談の内容と、当社が扱う求人の情報をもとに編集しています。
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