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お客様のニーズに応えるという強い理念で取り組む|ベテランの技術と若手のエネルギーのytsについて

1951年にモーター修理から始まったyts株式会社様では、ポンプやモーターをはじめ設備機械全般のメンテナンスも行われています。
『お客様に感謝される企業を目指し、サービスを軸に社会に貢献する』
『社員は仕事を通じ人間を磨き、会社の発展とその家族の幸せに寄与する』
という理念のもとお客様目線に立って事業を行っている印象を強く受けました。
常にお客様のニーズに応えるという強いホスピタリティを感じられ、そうした会社理念をどのように会社に浸透させるのか、会社として大切にしていることについて詳しく伺わせていただきました。
yts様の事業内容について教えてください
yts
主にはオフィスビルやホテル、商業施設・病院・学校に入っている設備機械のメンテナンスを行っています。
1951年の創業当初はモーターを扱い修理・販売を行っていたのですが、お客様のニーズに応えていくうちに「他の機械の修理はできる?」と相談いただくようになり、徐々にメンテナンス業務の幅が広がっていきました。
様々な設備機械を扱うようになり、更新工事・配管工事・設備工事も行なっています。

事業内容が変わることは企業としても大きな転換期となったと思うのですが、社内で事業を変えた理由を詳しく教えてください

お客様のニーズに応えることを重要視し、目の前のお客様のニーズにしっかりと応えるという気持ちが強く影響していると思います。

「他の設備メンテナンスは行わず、ウチはモーターで進んでいく!」といった選択肢もあったのですが、目の前のお客様のニーズにしっかりと応えていきたいという気持ちが強く影響していると思います。

現在も、お客様から新たな依頼をいただくことがあり、日々勉強しながら多くの方の依頼に応えられるようにしています。

お客様のニーズに向き合い続けるという印象を強く受けたのですが、他に会社の方針があれば教えてください
はい!しっかり向き合い続けるということのほかに、お客様との対話も重要だと考えています。
業界の特徴上、建設業界は職人気質のようにこだわりの強い方が多いことも事実です。
しかし、お客様に対して失礼がないような基本マナーやお客様一人一人との対話のマナーも信頼関係を築く上で大切なものだとして、関係性をおろそかにしないようにしています。
会社で大切にされている仕事の基本があれば教えてください
仕事の基本として、問題を解決するということを大切にしています。
喉が渇いた時に、「コンビニでジュースを買うこと」「自動販売機でジュース」を買うことそれぞれが問題に対する解決のための行動です。
仕事ではそうした問題解決の中でも、【誰かのために】ということが仕事の大前提としてあると思います。
お客様が存在し、満足していただく結果として売上というものができます。
お客様に満足してもらうことへの対価をいただいているという認識を社内全体に浸透させていくことも大切にしています。
社員の方の育成にあたって、行動指針の現場の方々に共有・浸透させるためにはどういったことをされたのでしょうか?
職業柄、現場で覚えたり先輩の背中を見て覚えるということが多いと思います。
ただ、お客様の目線で考えた時、ベテラン〜若手社員の誰が現場に来てもプロが来たと思われます。
もちろん、研修をやったからすぐに理解して動けるようになることは難しいと思うのですが、現場にいった時に少しでも恥ずかしくないような【プロとして意識を持たせる】教育を心がけています。
技術が伴っていなくても、基本マナーや知識はある、お客様に対して真摯に向き合っていることを証明する姿勢を浸透させるために教育を始めたという側面もあります。

他社さんでは研修を社内の業務の効率化・組織としての運用のための役割が大きいのですが、御社における社内研修はどういった役割が大きいですか?

yts様記事内画像

突き詰めて最終的には、社内の業務の効率化・組織として運用していくためといった役割になるのですが、お客様ファーストの意識を忘れないようにしてほしいという思いがあります。

現場作業が中心となると、自分自身の技術のみを追求してしまい、若い世代への技術継承が上手くできないといった課題がありました。

しかし、接客マナーやお客様のニーズを汲み取るという部分はいずれの業務でも大切であり、入社して3年〜5年経過し仕事になれた社員も忘れないようにしていきたいです。

実際に効果があった・良かったと思う研修があれば教えていただいてもよろしいでしょうか

一人一人の意識として、「こういう現場でこういう事故があった」という事例に対し、気をつけないといけない、引き締めないといけないと考えると同時に、作業を行う上で安全に対する従業員からの目線、お客様目線、といったそれぞれの立場からの考えができるようになったことが大きく変わったと思います。

電気でシーケンス制御という分野を教育することがあるのですが、最初にパワーポイントで教えて、実技で組み立てを行い、ボタンを押したらランプがつく、と組み立てていると楽しそうな表情をしています。

楽しそうにすることで学習理解度も深まり、学習意欲が駆り立てられるように、これからの実務で技術・知識の向上が期待できます。

電気は難しいので、作業員の方でも難しいというイメージから嫌がる方も多いのですが、基礎から教育することで実際の実技で組み立てる時に動作・理論を把握して現場で役に立つと思います。

全てを研修で教えることはできないので、もちろん弊社で教育したこと以外のことも出てくると思うのですが、分からないことに対して自分で考えるようになる、自分で調べて理解できるようになるための根本的な部分はしっかりと教え込んでいます。

研修は対象者は経験・年齢等で決まっていたりするのでしょうか?

現在は新入社員を対象とした研修を行っています。

今後の課題にもなるのですが、今後は経験・ステージ毎に合わせた研修も整備していきたいと考えています。

さらに、現在教育を受けている社員が数年後には研修を教える側に立っていけるようにもしていきたいです。

教える立場に立つことで、理解の解像度も高まると考えています。

仕事に対する向き合い方の研修に関しては、何度行っても良いくらい大切なものだと考えています。

サービスの項目ではどういったことが説明・教育されるのでしょうか?

はい、サービスに関することや仕事への向き合い方、弊社の基本となるような考え方を教育しています。

現場に入って作業をこなしたいと考えている人も多いのですが、技術面以外の接客マナーであったりお客様のニーズを汲み取るということは忘れがちになってしまいます。

そこは忘れずに仕事に向き合って欲しいので、弊社の3年目や5年目の方も忘れないように毎年やっていいと考えています。

ytsさんでは改修が多いと思うのですが、お客様と接する機会は多いのでしょうか?

はい、全員というわけではないのですが責任者として関わることも多いので、受注から施工まで作業に入るまでの打ち合わせ・オーナーさんとの打ち合わせをすることも多いです。

業務に関してお伺いしたいのですが、御社の場合リピートでの受注が多いのでしょうか?
yts表彰状

そうですね、新規の目標は全体の1〜2割を目標にしているのですが、既存のお客様の案件が多いですね。

既存の方との関係を築き続ける、リピートしてもらうためのマナー含め、「仕事をきっちりしている」「丁寧な仕事をしている」という印象を持っていただけるよう頑張っています。

また、お客様は「よく見ているよ」と従業員に伝えています。

細かな部分をよく見ていて、機械の部分というよりも「この人に任せて大丈夫!」「依頼しても丁寧に対応してもらえた!」

といったお客様がすぐに対応できる部分を会社として教えていきたいと考えています。

機械を磨き上げて良いものを提供することは、お客様にとって当たり前のことなので、担当者として接客する時に取引先の方に不快に思われない、ことを十分理解することでお客様にしっかりと寄り添えると考えています。

今後どういった方を会社として採用していきたいか教えてください
現在は若手が多いと思うのですが、若手とベテラン層、未経験者と経験者層の割合について教えていただきたいです。
弊社は未経験がほとんどで、以前はメンテナンスをやっていて弊社に入社する方は少なく、新卒で文理問わず入ってくれる人が多いです。

新卒の学生さんからytsさんが人気な理由はどういったことが考えられるでしょうか?

インフラに興味を持っている学生の方はもちろん、弊社としてはきちんと学生さんとも向き合うことを心がけています。

入社後に認識のズレが起きてしまったり、想像していた事業内容と違った、といったことが起きてしまうと入社後に早期退社に繋がり、弊社としても学生さんにとってもマイナスです。

多くの人の役に立つにインフラに携わりたい!といった気持ちの学生の方に対して、入社後の実際の業務の認識の乖離がないようにすることも必ず行っています。

御社で活躍されている方の性格や今後のどうしたいのかを教えてください。
弊社として、前向きな方が来ていただきたいと考えています。
こちらはあればで良いのですが、コミュニケーション能力がある方も来ていただきたいですね。
弊社の仕事は、その場でお客様が見出すニーズに対してスピーディ応えていくことになります。
なので、お客様が抱えているニーズを読み取る力が非常に重要になり、ズバッと要求に対する答えを提案できるために物事の本質を見極めようとする人でないと難しいです。
その時にお客様がどういったことを考えていて、どういうことを汲み取るのか、要求に対して満足のいく答えを用意できるのか、瞬時にニーズ・悩みを読み取れる人材が弊社に多数在籍して欲しいです。

学生の中には業界への解像度が低い方も多く存在すると思いますが、設備・メンテナンス業界の魅力をどのように伝えられていますか?

職の安定性があります。

高度経済成長期に建設されたビル・建物が現在建て替えられています。

そうしたビルの中には建て替えることができない場合もあって、そうしたシチュエーションは少なくありません。

マンションが12年周期で大規模修繕が行われるようにビルでも同程度の頻度で大規模修繕や設備の更新が必要になってくるため、今後もメンテナンス・修理は常に必要になると考えられます。

都内と地方では多少異なることがあるかもしれませんが、今後も需要があることで職がAIによって奪われる可能性が低いこと、安定感が強いことは学生の方にも魅力に感じてもらえます。

現在は再開発やインバウンドで、人が集まる部分(空調設備・衛生設備)で大規模な商業施設や建物が建てられています。

そうした建物のメンテナンスは必要なので、今後もしばらくはインフラを支える職種として需要があります。

競合他社さんが存在する中、ytsさんが選ばれる理由・競合に対する強みを教えてください
各現場が裁量を持って活動しているので、目の前のニーズに対してスピーディに対応できることが強みです。
また、自分たちのチームでは対応が難しいような場合でもすぐに断らないようにしています。
他のチームと共有して、解決策はありそうか、協力することでこちらで対応できるかなど、チーム間を超えて対応していることも強みです。
チーム間を超えて対応できる機動力が落ちないような文化も大切にしています!

今後ytsさんをどうしていきたいか教えてください

今後もお客様のニーズに応え続けることを最優先して取り組んでいきます。

売上をどのくらいにしたいの?ということや、社員数は何十人にしたいの?と聞かれることも多いのですが、弊社はそうしたことが目的ではなく、同じことの繰り返しになってしまいますが、【お客様のニーズに応える】を最優先しています。

その際、お客様のニーズを応えるために人員が足りていないのであれば社員数を増やすことも必要になってくると思います。

また、社内で「売上とお客様の満足度は次のようになっているよ。」と伝えています。

売上が高い状態 お客様が満足している
売上が低い状態 お客様が価値を感じていない

これから、今やっている機械をずっと続けていくのか、お客様と向き合いながら、仮に必要になるのであれば勉強し、事業を広げていくべきだと考えています。

今後もお客様のニーズに応え続けていくため、やっていくことは広くなっていきます。

部長:3年後・5年後なった段階では、現在教育を受けている社員が今後教育をしていくような組織になっていけばいいなと思います。

枝葉が広がるように、入社してくれた社員が先輩社員から技術を教わりつつ、自分の技術もまた新たに加わる社員に伝達していけるようにしたいです。

 

最後にytsってどんな会社か一言で教えてください!

YTSを一言で表すと

大井社長:一人一人がお客様のために考え行動している会社です。もちろん、理想も入っていますが。

弊社では若手社員が活発に意見を出し合っています。

どうしても、「ベテランの方がいる会議だと若手社員が意見をしにくいよね。」ということになり、積極的に意見できるように【若手会議】も定期的にあります。

エレベータの中にサンクスカードがあるのですが、「サンクスカードをやりませんか?」と若手社員が意見してくれて、「いいね!」ということで設置しています。

川島部長:夢がある会社です。

先ほど紹介したように、若手の教育を行いその若手が数年後教育していけるように行動していて、今後を見据えて楽しい会社です。

お客様のニーズに応え続けるという軸で動いており、今後弊社が請け負う業務も広がっていくことが考えられ、成長を日々感じられます。